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最新記事【2007年11月12日】

Excelなど表計算ソフトで文書を作成する場合、Wordなどのワープロソフトと比べ、アドバンテージが高い場合がある。Excelに限っていえば、関数とVBAが使える点がそれである。確かに、文書自体はWordで作成し、Excelはデータベース化したものを関数処理し、さらにVBAでWordに転送することも可能だが、2つの本来別々の働きを予定されたアプリケーションソフトを、いかに両者が連携可能だとしても、利用することは効率的とはいえない。例えば、アプリケーションソフトを2つ立ち上げること、逆にいえば、1つのアプリケーションソフトで完結できることをわざわざ別々のソフトを使うこと自体非効率である。しかし、非効率であっても文書作成効率自体はWordに部があるのではないか、とは日常よく受ける質問ならぬ反論である。具体的な反論内容はおおよそ次のようなものだ。

①Excel上での作成文書と実際の印刷文書がずれないようにするため微調整が必要になる場合がある。②Excelではページレイアウト表示ができないので、1行の文字数や文書印刷1枚で何行まで入るのかをわざわざ確認しながら文書作成する必要がある。

細かい反論はまだあるが、それらをまとめてみると、要するにレイアウト上の不満が主なものだ。そこで、ここでは、履歴書をExcelで作成する場合を例にとって話をすすめてみよう。履歴書を例にとったのは、表枠のある文書を作成する必要があることから、単に文書作成の簡便さを比較するだけでなく、もう少し広い観点から両者を比較することが可能だからだ。Wordは、文書作成は得意だが、従って履歴書の中身の作成は簡便に出来るが、履歴書を横長で作成しようとする場合、2ページで左右を作成して、印刷時に設定で1枚にする方法があるが、これだと表枠の連携が取りにくい。また、最初から横長のレイアウトで作成しようとすると、表枠の微調整で手こずることになる。これに対して、Excelだと、印刷プレビューのページ設定で横長にしておけば印刷範囲が横長の点線枠で出るので、枠内に履歴書の文書内容を書けばよい。また、履歴書の表枠作成はExcelにおいてはお手のものである。しかし、実際に、横長の点線枠をExcelシートに出してみると分かるが、文書内容が到底その枠内には収まらない。そこで、点線枠を無視して、1枚の横長の履歴書を作る。その後で、1枚に入るように設定で微調整することになる。いずれにしても、一長一短があるのだ。では、このようにして作成された履歴書の使い回しを考えてみよう。Wordで作成したものはそれ自体で完結されており、基本的には使い回しには、文書を書き換えるか、コピーして別の文書を作成することになる。これに対して、Excelの場合、文書が入るべきに関数を入力しておけば、後は別シートにただ文書の一覧を作成しておけばよい。履歴書の場合、業種に合わせて、様々な文書を作成しておけば、関数で参照させることができて便利である。このように、履歴書などのような文書と表を合わせもった種類の書類は、Excelで作成した方が、使い回しをする場合には一日の長がある。

履歴書の法的性格に関しては、私の単なる知識不足かもしれないが、これまで表立った論点はない。そこで、民法の観点から、私なりに、履歴書の法的性格を論じてみようと思う。

まず履歴書の虚偽記載は、その記載が雇用契約の主要な目的に反しない限り、民法上の債務不履行もしくは不法行為とならないことはよく知られている。このことから考えると、履歴書の法的性格は非常に弱いものとみることも可能である。しかしながら、雇用契約は、一般法たる民法の、特別法の性格を有する労働法で主として保護すべき性質を具有している。他方、労働法の立法趣旨が、労働者の保護にあり、労働契約を維持する方向で法解釈がなされるべきことから、履歴書の虚偽記載が原則雇用契約の取消ないし撤回事由とならないのは、労働契約という特殊事情があるためだと分かる。従って、履歴書自体の法的性格は、一般的には、法律行為の一つと捕らえることが可能であると解する。さて、如上のように、履歴書の法的性格は民法上の法律行為の一つと見られるわけだが、法律行為の内実は何かが次に問題となる。この点、まず履歴書の送付が契約の申込に当たるかを考えてみるに、履歴書の送付が契約の承諾と法的な意味で対等な関係にあるとはみれない。けだし、履歴書だけで労働契約を結ぶことは実務上行われていないこと、労働契約書という法的文書において、申込者の意思表示と承諾者のそれとが合致することから考えて、履歴書に契約の申込に比肩するほどの法的効果を認めるのは、かえって労働契約の意味を曖昧にする恐れがあるからである。そうしてみると、履歴書の法的性格は、準法律行為もしくは契約の予約とみなすべきと考える。

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履歴書の長所と短所の書き方

履歴書の中で唯一長所、短所欄だけが主観的要素において評価の対象となる部分と思われる。長所だから履歴書だろうとこれは素直に書いて概ね問題はないのだが、しかし、あまり間の抜けたものであってはならない。「バカのつくほどのお人好し」などと書いて長所のつもりでいたら、この履歴書を見たわたしが採用方であれば「バカ」のつくような人間は採らない。

これはむしろ履歴書の中の「短所欄」に記入しておくからこそ、本人はこれを短所の自覚をもってはあくしているのであればなかなか悪くない、かえってこれは長所である、ともなるのである。となると履歴書の長所、短所欄とはとても奥の深さを感じさせるものである。表現次第では長所、短所に書くべきところが逆になったりしかねないし、表現次第では同じ事柄が正負に分かれる。「付和雷同(型)」などとしようものなら、これはどう見ても大きな短所に違いないが、「協調性に富み、和を重視する」と表現すれば長所に聞こえる、ということである。

自分が応募する会社が、はたまた、その中のポジションがいかなる部署であるのか、どのような長所の人間が求められているのか、ということをよく知った上での履歴書でなければならない。その上での対履歴書戦略である。およそ求められているポジションに相応しくない長所、短所を履歴書に書き並べても意味がない。応募の履歴書を見て、こういう長所、短所を持った性格の人物を求めていたんだよ、ピッタリだ、と言われるような長所、短所を捻出して履歴書には書かねばならないが、それができないとなれば、この融通のきかなさはあなたの短所であるかもしれない。


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